院長の工藤です。私は10歳の時に悪性リンパ腫を患い、それを奇蹟的に克服した経験を生かして、助けていただいた命の限り、人の助けになる仕事がしたいと思っていました。按摩指圧マッサージ師の父に相談をしたり、柔整師のお話を聞いたりしているうちに、鍼灸師という仕事に出会いました。西洋医学ではオペや投薬により身体に負担をかける治療が多いのに対して、東洋医学では血流を良くしたり温めることで免疫力を上げ、自己治癒能力を上げる事により身体を正しい状態へと改善していきます。このような考え方に魅力と可能性を感じ、鍼灸師になることことを決めました。
治療では一人一人の患者さんの辛い想いや症状をよく聞きます。脈診や問診など東洋医学的な診断と、解剖・生理など西洋医学的な観点も加え、身体の状態を総合的に判断します。鍼灸が適応な場合は、その方の根本的な体質の改善の治療とともに、訴えている症状にもアプローチし、患者さんには理解しやすい言葉で説明し、その人に必要な治療を無理なく行うように心がけています。