良く聞くけどストレスはどうして身体に良くないの!?そのメカニズムと対処法を考えてみました!!

ストレス社会に生きている

現代人の60%は何らかのストレスを抱えていると言われている時代

ストレスが無い人を探す方が難しいかもしれませんね…

病院でも何かとストレスが原因ですと言われる事が多いですよね!!

しかし、人によって環境や生活も違う上に、症状も様々な症状が現れるのに何故一括りにストレスが原因と言われるのでしょうか??

 

今日は、

何故ストレスが加わると身体に様々な症状が現れ、健康を害してしまうのかを考えてみましょう!!

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ストレスの反応とメカニズムについて

医学的には、外からの刺激に対する体や心の反応のことを“ストレス反応”と呼び、その刺激(ストレスの原因)のことを“ストレッサー”と呼んでいます。
私たちの身体は仕事や家庭などでストレッサー(原因)を経験すると、それを解決するためにさまざまなホルモンを分泌して対処します。

 

『具体的に体内でストレス反応を制御しているのは、コルチゾールやアドレナリンという副腎皮質ホルモンです。

ストレスを受けると視床下部ー下垂体ー副腎皮質活性化され、

それらのホルモンが血液中に分泌されると、心拍数や血圧が上昇し、血糖値が高まるため、体全体にエネルギーが供給されることで活動的になります。』

 

また、視床下部ー自律神経を活性化され胃腸の働きが悪くなり、免疫細胞の働きを低下させます。ストレス反応では、消化機能や免疫力などを犠牲に一時的に体の活動力を限界まで高めていると考えることができます。

 

しかし、体には強い負荷がかかっていますから、ストレス過剰の状態が続けば、疲弊した体は力を出せなくなってしまいます。

 

そして対処能力を上回るほどのストレッサーを経験したり、ストレッサーが長期間続いたりすると、

ホルモンもストレス状態を防御しきれなり、その結果交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいます。これらの作用が重なり合った結果、

要するに、

体のホメオスタシス《恒常性》はバランスを失い、ストレスが慢性化した人は心身に不調をきたし、あらゆる器官において悪影響が生じてきます。

 

ストレスが関係する身体の病気(心身症)
呼吸器系
気管支喘息,過喚起症候群

循環器系
本態性高血圧症,冠動脈疾患(狭心症,心筋梗塞)

消化器系
胃・十二指腸潰瘍,過敏性腸症候群,潰瘍性大腸炎,心因性嘔吐

内分泌・代謝系
単純性肥満症,糖尿病

神経・筋肉系
筋収縮性頭痛,痙性斜頚,書痙

皮膚科領域
慢性蕁麻疹,アトピー性皮膚炎,円形脱毛症

整形外科領域
慢性関節リウマチ,腰痛症

泌尿・生殖器系
夜尿症,心因性インポテンス

眼科領域
眼精疲労,本態性眼瞼痙攣
耳鼻咽喉科領域
メニエール病

歯科・口腔外科領域
顎関節症

さらに、

ストレスが関係する心の病気

うつ病
パニック障害
適応障害
PTSD(心的外傷後ストレス障害)
摂食障害
アルコール依存性

これらの疾患の原因がすべてストレスによるわけではありませんが…

ざっと挙げてみてもこれだけの疾患がストレスと関係があると言われてるのです

 

 

ストレスで病気を起こさない為に心身ともに健康でいよう!!

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上記のこのように病気になる前に、

ストレスを強く感じると身体や気持ちに変化が表れます。

しかし、疲れているだけだと考えて身体のサインに気付く事が出来ない場合も多くあります。

自分のストレスに気付く事が出来るのは自分だけなので、サインや症状を感じた場合にすぐに対処が出来るようしっかりと体調管理に気をつけましょう。

 

ストレスが溜まっている事に気がついたら

 

あなた自身が今、ストレスを感じていることに気づいたら、まず誰か信頼できる他者に胸の内を相談してみましょう。

話すだけでヒーリング効果が得られるだけでなく、自分一人では気付けなかった客観的な意見をもらえることもあります。

友人や家族に相談するのが苦手という人は、公共相談機関などを利用するのも手です。

 

自分のホンネに耳を傾けてみてください

また、「今日はどんな調子?」「何が食べたい?」「眠たい?疲れてない?」と問いかけてみるのも良いこと。

問いかけると意外にすぐ答えが返ってくるかもしれません。
ストレスから病気を引き起こさないためには、「今日も一日お疲れ様」「無理はしすぎないでね」など、自分の体を自分で労わってあげることも大切です。

ストレスへの効果的な対処法(コーピング)を身につけよう!!

 

ストレスに対してどんな対処をするかを「ストレスコーピング」といいます。

ストレスコーピングには大きく分けて2つのやり方があります。ストレスの基を変えるか、ストレスの基を変えるのが難しいのであれば、ストレスに対する考え方・感じ方を変えるのです。

 

状況に応じて自分に合ったコーピングを使うことがストレスを減らすためには大事です。

1、問題焦点コーピング(ストレスの基を変える)
ストレスの基になるものに働きかけて、それ自体を変化させて解決を図ろうとすること
(例:対人関係が原因の場合、相手とのコミュニケーションのやり方を変えてストレスを減らす)

 

2、情動焦点コーピング(ストレスの受け止め方を変える)
ストレスの基に直接働きかけるのではなく、それに対する考え方や感じ方を変えようとすること
(例:対人関係が原因の場合、相手の言動に対する自分の考え方や感じ方を変える)

 

その他に日々のストレスを溜めない為に、

①毎日、十分の休息を取る

②バランスの取れた食事を摂る

③ウォーキングなどの適度な運動を定期的に行う

④心配事を友人に話してみる

⑤家族との団らんの時間を増やす

⑥家事を誰かに委ねるか、分担する

⑦身体面と感情面での自分の限界を知る

⑧完璧主義に陥らない

⑨平衡の取れた、道理にかなった予定を立てる

⑩自分のための時間を取り分ける、

などがあげられています。

 

鍼灸の自律神経の調整、免疫系に及ぼす作用

 

鍼灸治療は、どちらかと言えば肩こりや腰痛など整形外科領域での効果が知られていると思いますが、

実は、ストレスなどからくる自律神経の乱れや免疫力の低下、それに伴い身体に現れる症状に対しての治療に対して抜群の効果があるんです!!

 

薬や手術などもまだない時代から、如何に病気にならず健康でいられるか!?

 

はたまた病気になったとしても、自己免疫で病を治せる身体にする為にはどうすれば良いのか??を長い年月かけて考え経験を積み出来た治療法の一つなのです。

 

そして最近の研究で、

視床下部の活性化を抑制する効果がある事が分かってきています。

その効果により、ストレス受けた事により現れた様々な諸症状をホルモンバランス、自律神経、血流改善などの効果により改善する方向へ向かわせます。

 

すなわち、鍼灸治療には、身体の状態をその人が持つ正常な状態に近づける効果があることが言えます。

 

実際にそのような方を何人も診てきましたが、心身症の方はもちろん、心の病気にかかってしまった方でも効果は出る事が多いと私は感じます。

 

治療期間は長くかかる事が多いのですが、

すでにパンパンに膨れあがった風船がストレッサーからの刺激で割れないように、

鍼灸治療とその他のストレス溜めないような日々の生活をして、焦らずしっかりと根源とどう向き合うのかを考えて、

ストレスコーピングして行くと良いと思います。

 

いかがでしたか??

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「ストレス」は何かと「ストレス」の原因とその対処の仕方を考えてみました。参考にしていただければと思います。

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